グロ注意!! THE BOYS
THE BOYS
グロ★★★★★
思いやる心★★
不快なヒーロー★★★★★
アマゾンプライムビデオ
オリジナル
もしスーパーマンが地球の人のために戦ってくれなかったら?
私利私欲で戦っているだけだったら?
妻をスーパーヒーローに殺され敵討ちに燃えている傲慢なFBIのブッチャーと、
スーパーヒーローのミスにより、目の前で恋人を殺されたおくびょうな男ヒューイが出会い、
何人もスーパーヒーローを抱えヒーロービジネス展開しているヴォルト社に復讐を果たそうとする話。
テレビではお悔やみの言葉を口にしながら、実際は金で解決し遺族にさえ会おうともしない高速スピードのAトレイン(FLASHが元ネタか)に納得の行かないヒューイは、ヒーローの裏を知るブッチャーによって、
恋人を殺した事にこれっぽっちも反省をしていないスーパーヒーローの実情を知り、
「他にもスーパーヒーローの悪行が隠蔽されているとしたら?
復讐しないか?」
とブッチャーの言葉に動かされ行動を共にする。
透明人間の男を捕まえる事に成功する。(元ネタは映画「インビジブル」!?)
どこまでも甘いヒューイはブッチャーと何度も衝突する。しかしブッチャー以外の仲間には理解される。
みんな大事な人がいるからだ。
常に復讐に燃え、仲間を駒にしか思ってないブッチャーには分からない考え。
それでもブッチャーはどうしても弱くて優しいヒューイを見捨てられないし、ヒューイもそんなブッチャーを見捨てられない。
一方ただただ傲慢で幼稚な精神のスーパーヒーローのホームランダー。上の写真の男。(元ネタはスーパーマン。やせたシュワちゃん似。あるいは山下真司似)
バカに刃物を持たせてはいけない事を見事に体現する男。
チームリーダーであり人間や他のスーパーヒーローを見下しているパワハラおじさん。
一切同情は出来ない男だが、とはいえホームランダーに対しての博士の言葉は酷すぎる。
責任を感じないのか?
映画「ザ・フライ」もそうだが博士は本当に人間なのか。
そもそも兵器、武器であるスーパーヒーローが自ら兵器であることを辞められるのか。
支え合う仲間のいるブッチャー、
誰もいないホームランダー、
明暗が別れる。
それにしても最後のネタバラシがあれなら、何故あの場面をぶち壊しにしたのか?
よく分からなかった。
タイトルのTHE BOYSの意味も最後まで分からなかった。
ある意味アメリカらしい作品というか、反米感もアメリカらしいというか。
途中から魚の能力のディープが、憎めないアホになるのが救いだった。
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